着物着付け方資格人気ランキング

資格

日本の美しい民族衣装、着物は世界中でも評価の高い衣装です。しかし、現代は日常生活で和服の出番はまだ少ないため、いざ着ることになると困惑する人が多いようです。一方で、最近では「着物女子」という言葉が聞かれるように、着物を好んで着る若い女性が増えてきていますが、自分で着ることができ、上手く着こなせる人は多くはないでしょう。

そうした現状で、それぞれの人に合う着物や小物の選び方、着くずれしない着付の方法、着物を着た時の所作や作法などを熟知する資格所有者のニーズが高まっています。

しかし、着物着付け方の資格は複数あるため、どの資格が良いのか分かりにくいかもしれません。そこで、人気ランキング形式でそれぞれの資格の特徴をご紹介していきます。

1位: 着物マイスター

日本生活環境支援協会が主催する着物着付け方資格です。着物マイスターの資格は、着物の歴史や種類、帯の種類や結び方、着物の手入れの方法など、着物に関するさまざまな知識を身に付けている人に認定されます。

着物は、平安時代・江戸時代・明治時代と時代ごとに着こなしも変化してきました。その日本古来からの和服の歴史を理解すると共に、今も昔も変わらない着物の着付けの基礎を体系的に学ぶことができます。具体的には反物の選び方やシチュエーションに合った着物の選び方、着付け、和装に合う髪型やメイク法などについても学びます。着付けでは、帯の結び方にも伝統やしきたりがあります。洋服と異なり、格式とTPOに合わせた着物を選ぶことが必要です。

着物マイスターの資格を取得できると、このような着物に関するあらゆる知識を活用して、セミナーやマナー教室、あるいは着付け教室で講師として活躍できるでしょう。受験資格は特にないので、着物について知識を深めたい方ならどなたでも受けられるのが魅力です。インターネットから申し込みができ、在宅で気軽に試験を受けることができます。

 2位: 着付け方インストラクター

着付け方インストラクターの資格は、着物に関する基礎知識や着付けの仕方についての知識をしっかりと理解できている方に認定されます。春夏秋冬の季節ごとに合わせた装いや雨の日など天候に合わせた装い、さらに足袋、帯板、袖よけなどの小物の知識などを学んでいくことで、着物を一人で美しく着るための知識と技術を身に付けていることの証明になります。

資格を取得した方は、カルチャースクールや自宅などで指導を行うことができるため、着物と着付けが好きな方にとってはやりがいのある仕事となるでしょう。資格取得の試験には受験資格はないので、どなたでもチャレンジできます。2ヶ月に1回実施されており、在宅受験ができるのも魅力です。なお、特定の通信講座を受講すると、添削課題を全て修了後に卒業課題を提出することで試験が免除され、着付け方インストラクターと、上でご紹介した着物マイスターの2つの資格が同時に取得できます。資格がすぐにでも欲しい方は検討されると良いでしょう。

3位: 着付け技能検定

着付け技能検定試験は、厚生労働省が定めた国家検定制度の一つであり、働く上で必要となる着付けの技能の習得レベルについて評価します。全日本着付け技能センターが主催し、他装と呼ばれる他人に着物を着付ける業務に必要な技能が対象です。試験は1級、2級とあり、着付けについての知識と技能が問われる学科試験と実技試験が実施されます。合格すると「〇級着付け技能士」の称号が付与され、着付けに関する知識が十分に身に付いていることの証となります。

実技試験では、浴衣・街着・付下げ・訪問着などを時間内に着付けできることが必要です。もちろん全ての着物の着付けを行うのではなく、指定される着物は年度により変わります。試験を受けるには、2級の場合、他装もしくは着付け指導の業務経験が2年、1級の場合は5年あることが必要です。

着付け技能士は国家資格のため、就職や転職でもアピールすると有利になるでしょう。活躍の場は、着付けをしてほしいお客様がいるところです。成人式になると着付けを行う人がたくさん必要になりますし、結婚式でも着付け技能士は活躍できます。写真スタジオやモデル撮影の現場でも需要があります。着付け技能士としての仕事は、仕事のペースを調整できるので、年齢に関係なく続けやすいこともメリットです。

4位: きものコンサルタント

着物の専門的な知識と技術、高いセンスを持っている着物の専門家であることを認定する民間資格がきものコンサルタントです。着物という伝統文化を継承するという文化的な目的だけでなく、資格を取得すると、経験を積んで、着物教室を開催することも可能です。きものコンサルタントには、デパートや呉服専門店の和装アドバイザーや、着つけ教室などで講師として活躍する人もいます。また、成人式や七五三などの繁忙期あるいは週末だけ美容院や結婚式場と契約して勤務する形をとっている人もいます。

認定試験を受けるには、実務経験や一定時間以上の講習が必要なため、着物の好きな方が腕だめしで受けるような趣味の資格とは異なります。実務重視の資格ですから、着物関連の仕事に現在就いている方なら、スキルアップのためにチャレンジされるとよいでしょう。

5位: 着付け師

依頼のあったお客様に着物を手早くきれいに着付けることが着付師の仕事です。着付けは、慶事から弔事まで多様なシーンで、状況に合わせた着付けが行える技術が求められます。着付けの専門家として、着物だけでなくその周辺分野についての知識もあり、着付けの高い技術を身に付けていることを認定する資格です。

着付け師になるめには、着付け教室で指導を受ける必要があります。教室で初級から上級へとステップアップしていくことが一般的ですが着付け教室といっても大手の教室から個人宅、またはコミュニティなどさまざまな形態があります。通う期間や費用にもかなり幅があるでしょう。大手の教室の場合は、教室独自の昇級制度や資格制度を設定しコース制を採用しているところもあり、最終のコースが修了すると仕事を紹介してくれるところもあるようです。着付師の仕事は冠婚葬祭用やイベント用などさまざまな着付けの需要があるので、1年を通して仕事があるのが魅力です。